インフラエンジニアにとって新規性とは

システムエンジニアとして、幅広い経験を積んだ後に専門職としてインフラエンジニアへと転職する道を選ぶ人は比較的多いようだ。システムエンジニアは、問題へのソリューションを生み出すという過程において情報技術を用いた新たなシステムを考案することが仕事であり、常に柔軟で自由な発想力と、物事を多面的にとらえる視野が要求される。インフラエンジニアにおいても開発業務は存在するものの、その比重は小さいことがシステムエンジニアとの大きな違いとなる。
新しいインフラとなるシステム開発は確かに需要があるものの、多くの一般企業におけるニーズを満たすためには既存のシステムをもとにすれば良い場合が多く、新規性の観点がそれほど重要視されない傾向が強い。そのため、新しいものを生み出す発想力よりはむしろ既存の技術や最新の情報機器について詳しいことの方が現場で必要とされるという特徴がある。こういった傾向はインフラが常に安定していることを要求されることに起因している。新規性を追求することによって予測できないトラブルが発生してしまうリスクをとるよりは、多くのトラブル解決がなされてきた安定している既存のシステムを利用した方がインフラとして優れているのである。システムエンジニアからインフラエンジニアに転職した場合にはこういった新規性に対する考え方の違いが衝撃的となることが多いため、予め理解した上で転職に臨むのに越したことはない。

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